牛根麓稲荷神社の埋没鳥居（牛根麓埋没鳥居展望公園）

牛根麓埋没鳥居展望公園の場所　
地図
　鳥居の場所　マップファン 　　N=31.33.5.0　E=130.44.9.8　
　国道より入る地点　マップファン　　N3=1.33.12.7　E=130.43.59.5
　 GoogleMap　（より詳しい全体地図）　概略地図は右図参照


国道220号線を、道の駅垂水方面から向かう場合の道順
道の駅垂水から牛根大橋（桜島）方面に向かう途中、右手にあるお店｢Ｙショップ榊｣の交差点を左折します。　
左折後、少し走り左折（案内板あり）さらに少し走ると駐車場があります。

鳥居までは、駐車場からゆるやかな階段の坂道を、徒歩で約5分程度登る必要があります。

牛根麓稲荷神社の埋没鳥居　概要

（平成24年２月９日、垂水市指定天然記念物指定）
桜島の埋没鳥居では、黒神地区の埋没鳥居が有名ですが、実は牛根麓にも、同じ大正3年の大噴火で埋もれた鳥居｢牛根麓稲荷神社の埋没鳥居｣がありました。
この牛根麓稲荷神社の埋没鳥居は、個人所有の畑の一角でもあり、長い間一般に知られることはありませんでした。
土地の所有者である久富木氏は、貴重な文化財であることや、地域活性化を願って、これまで桜の苗を植樹されるなど、周辺整備を図ってきましたが、このほど鹿児島県が｢平成23年度魅力ある観光地づくり事業｣によって、周辺に展望広場･遊歩道・駐車場等を整備、大正大噴火から98年ぶり、2012年4月より広く一般公開されるようになったというものです。

　写真・・　出向いた時は注連縄（しめなわ）の御幣が切れて無くなっておりました。雨風など対候性のあるものにした方が良いかも知れません。

以下の文は垂水市の広報より一部引用したものです。

垂水市では、県と連携した魅力ある観光地づくりに取り組んでおり、23 年度は4 箇所を整備しました。
　そのうち、牛根麓埋没鳥居展望公園は、桜島の大正大噴火で埋没した稲荷神社の鳥居が貴重な史跡であることやそこからの眺望が秀逸であることが認められ、遊歩道や展望広場、駐車場等が整備されたものです。
　＊中略＊
土地所有者で松ヶ崎郷土史研究会のメンバーでもある久冨木哲さん（64）は「これまでは地域の方にもあまり知られていませんでしたが、今回の整備をきっかけに地域住民の心安らぐ憩いの場となってほしい」と話されていました。

大正３年(1914)の桜島大爆発による牛根麓の被害は甚大で、道路、田畑には約90cm〜120cmの降石灰が堆積し、松ヶ崎小学校校舎、村役場、民家32戸が降石灰により倒壊した他、多くの避難民を出しました。

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［写真はクリックすると別ウインドウで1280pixに拡大します。］
駐車場から鳥居までは、遊歩道を5分ほど登って行く。遊歩道途中には展望出来る広場があります。
展望広場からの光景：12月、特産のビワの実に袋が被せてあり、白い花が咲いているように見えます。


展望広場からは、桜島や、牛根大橋などを見ることが出来ます。

牛根麓稲荷神社

　埋没鳥居より少し登ると、祠がある。

天正２年(1574)牛根城(入船城)が落城し、安楽備前守兼寛より城明け渡しを受けた島津義久は、部下の将 伊集院魯笑斉久道(いじゅういんろんしょうさいひさみち)を牛根郷の地頭として治めさせた。
　久道は民心を慰撫し島津の権勢を誇示するため、島津氏の氏神である稲荷神社を創建したとされる。「三国名勝図会」によると、「天正二年甲戌九月十三日、地頭伊集院魯笑齋久道、創建せしこと、棟札に見えたり」とある。　
　→　その三国名勝図会　画像
　神体は久道が奉納した掛け軸であったと言われているが現存していない。また伊集院久道が牛根城にあった荒神を還して合祀したとも言われている。
　しかし、大正３年の桜島大爆発の降灰により埋没し、現在は約1.45ｍまで掘りだしたこの鳥居が現存するのみである。
社殿の一部には月輪の石灯籠（寛政６年(1794)竹下金蔵奉寄進）がある。　（現地案内板より）

ページ公開　2012.12.18　



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桜島（霧島錦江湾国立公園）　SAKURAJIMA　桜島観光

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