鹿児島神宮

〜　PhotoKagoshima鹿児島観光写真サイトについて　〜

鹿児島神宮は、彦穂穂出見尊（ヒコホホデミノミコト）（山幸彦）とその御姫・豊玉姫を主祭神とする神社で、かつての「大隅国一之宮」である。
平安時代には「八幡正宮」、ついで「正八幡宮」と称されました。
明治初年の廃仏毀釈以後、仏教色の色濃い八幡の名乗りが廃され、鹿児島神社に復し、明治７年に皇室の祖先神、彦火火出見尊・豊玉姫命を祭る神社として鹿児島神宮と称するようになりました。
戦国時代から江戸時代にかけ、地元の大名である島津氏の尊崇を受けた。
現在の社殿は、江戸時代の宝暦6年（1756）に建てられました。
本殿・拝殿・勅使殿が一直線に並び、柱筋が本殿から勅使殿までつらなる造りになっており、勅使殿両脇の東長庁、西長庁が外観を荘厳にしています。
本殿は柱間横７間、縦４間で県内最大規模。
本殿・拝殿・勅使殿は平成2年3月23日に県の有形文化財（建造物）に指定されている。

大隅国一之宮　鹿児島神宮

鎮座地：〒899-5116 霧島市隼人町内2496-1
御祭神：
天津日高彦穂穂出見尊（アマツヒダカヒコホホデミノミコト）（山幸彦）
豊玉比売命（トヨタマヒメノミコト）

相殿：
帯中比子尊（仲哀天皇）（タラシナカヒコノミコト（チュウアイテンノウ））
息長帯比売命（神功皇后）（オキナガタラシヒメノミコト（ジングウコウゴウ））
品陀和気尊（応神天皇）（ホムダワケノミコト（オウジンテンノウ））
中比売命（同皇后）（ナカヒメノミコト（オウジンコウゴウ））

主な例祭並びに特殊神事

例祭
旧八月十五日　満月の十五夜の日で御神徳を仰ぐ由緒ある日です。

七種祭
1月7日　神印拝戴、翁舞、追儺式あり。神印は元正天皇奉納（723年）のもので、之を額に押戴くと年中災いなく、幼児は特に生育障なしと云われる。

初午祭
旧暦正月18日
御神馬を先頭に鈴懸馬多数が人馬一体となり踊りながら参拝する、全国でも類を見ない神事で畜産奨励の御神徳によるものである。（近時、行事は日を過ぎた日曜日に行う）

藤祭
旧3月10日、御祭神が「わだつみの国」より御帰還された日といわれ、折しもこの季節は藤花の咲き匂う頃なのでこの名がある。

御田植祭
旧暦5月5日　数十名の早男早乙女による古式豊かな挿秧(なえさし)の儀があり、田ノ神舞・トド組・棒踊等の奉納がある。（この日に近い日曜日に行う。）

七夕祭
境内に七夕飾りの奉納がある。この祭典に合わせ、ご神宝の潮満珠潮干珠以外の宝物数十点が風入れの為、陳列されるので拝観の好機である。

御浜下り祭
10月第3日曜日に「放生会の大路」と古記に記される道を通り、隼人塚にて慰霊祭並びに御神幸地浜御殿まで行列を組み、浜下りの神事を執り行う。

「正八幡宮」の扁額

「正八幡宮」は　鹿児島神宮の異称
10世紀末〜11世紀前期、※南蛮(なんばん)が、大隅国などを襲撃し、物を奪ったり人々を連れ去ったりしました。これに対して大宰府は、キカイガシマに対して南蛮を討つことを命じました。近年、城久(ぐすく)遺跡群のある喜界島(きかいじま)（大島郡喜界町）が、この時命令を受けたキカイガシマであったと考えられるようになっています。
こうしたなかで、武力や戦いの神である八幡神が重んじられるようになっていきました。
鹿児島神社でも、八幡神を招いておまつりするようになり、大隅正八幡宮とよばれるようになります。
※南蛮：南に住む「野蛮」とされた人々のことで、藤原実資の日記には「奄美島人」と書いてあります。
（以上、霧島市発行冊子「大隅国へタイムワープ」より一部引用）

拝殿天井には、二百四十余枚の植物が色鮮やかに描かれている。

鹿児島神宮　アクセス・地図等の情報

鎮座地：〒899-5116　鹿児島県霧島市隼人町内2496
公共交通機関：ＪＲ隼人駅から徒歩15分
地図：GoogleMap　Mapfan　Mapion　（42 599 810*33）
緯度経度：31度44分58.22秒 130度44分30.3秒（日本地理系）

---